忍城 2007.09.17




歩いていると、忍城のお堀が見えてきました。
木々の間から櫓がちらり。
当時のお堀は水城公園となって、子供たちの遊び場になっています。
さすがに公園で遊ぶほどの元気はなかったので、そこはスルー。



外壁がとても可愛らしいです。丸と三角。
鉄砲狭間というやつでしょうか。
城の周りも綺麗に整備されています。





御三階櫓の中は博物館になっています。
入館料を払って、御三階櫓の中へ。
なんといっても目玉は、秀吉から三成への手紙。
忍城攻めが思うようにいかない三成を、秀吉が励ます内容でした。
ふたりの主従愛に興奮。
ところで部下への手紙なのに「石田治部少輔殿」と書くなんて秀吉は律儀ですね。
てっきり呼び捨てで書くものと思っていました。
その他にも甲冑の展示もあり、大満足でした。
このボリュームであの入館料は安い!





「忍城の鐘」は、なにやらとても立派です。
今あるのは復元された鐘だそうで、当時の鐘は博物館内に展示してありました。



公衆電話まで忍城仕様です。とても可愛い。
祝日だというのに、とてもすいていました。
静かに史跡を楽しみたいという方には、おすすめです。


■データ■
●歴史
 文明11年(1479)頃までに成田氏によって築城。
 秀吉による小田原征伐の際、石田三成や大谷吉継らの水攻めを受ける。
 開城の後、関東に入国した徳川家康の持ち城となる。
 明治維新の戦火を逃れたものの、主な建物は競売に付されかつての面影を失った。
 現在、御三階櫓が復元されている。
●交通
 JR高崎線「行田駅」下車
 行田駅より市内循環バスに乗車(西循環コース)
●料金
 入館料  一般200円、大高生100円、中小学生50円


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